バーチャルオフィスの郵便物転送サービスとは？仕組みやメリット・デメリットを徹底解説

バーチャルオフィスとは、都心一等地の住所をレンタルできる住所貸しサービスのことです。

基本的には、契約書や請求書への住所記載、ネットショップの特定商取引法に基づく表記などに用いるのが一般的です。

そんなバーチャルオフィスが提供するサービスの中には、「郵便物転送サービス」というものがあります。

取引先や金融機関などから届く郵便物を、自宅住所ではなくバーチャルオフィスの住所宛に届けることができ、定期的に自宅住所に転送することができます。

「直接自宅に届いた方が早くて楽なのでは？」

と感じるかもしれませんが、自宅兼オフィスで仕事をしている人にとっては、取引先に自宅住所を教えずに済むというメリットがあります。

自宅住所くらい…とあなどってはいけません。

取引先の担当者があなたに熱烈な行為を抱いたとしたら…どんなことが想像できますか？ストーカーまがいの被害に遭っても、パワーバランスから泣き寝入りせざるを得なかったという事例は少なくありません。

また、同様の理由から、SNSのインフルエンサーがファンからの贈り物を受け取る際にもバーチャルオフィスの郵便物転送サービスは役に立ちます。

この記事では、バーチャルオフィスが提供する郵便物転送サービスにフォーカスし、そのメリットや仕組み、注意点について解説していきます。

1. バーチャルオフィスと郵便物転送サービスの概要

バーチャルオフィスは、都心一等地の住所を提供するサービスで、物理的なオフィススペースを持たない企業や個人事業主に人気です。郵便物転送サービスは、バーチャルオフィスが提供する機能の一つで、登録したビジネスアドレス宛に届いた郵便物を指定した宛先に転送してくれるサービスです。

2. 郵便物転送サービスがもたらすメリット

2.1. プライバシーの保護

郵便物転送サービスを利用することで、自宅や個人の住所を公開せずにビジネスを行うことができます。これにより、プライバシーが保護され、安心して業務に専念できます。

2.2. ビジネスの効率化

郵便物転送サービスは、郵便物の受取や発送を代行してくれるため、自分で郵便局に行く手間が省けます。これにより、業務の効率化が図られます。

2.3. 都心一等地の住所を活用したブランディング

都心一等地のビジネスアドレスを使用することで、企業や個人事業主のブランディングにも寄与します。一流のオフィス街に所在することで、信頼感や認知度が向上し、ビジネスチャンスが広がります。

3. 郵便物転送サービスの仕組み

3.1. 受信

郵便物転送サービスでは、登録したビジネスアドレス宛に届いた郵便物を受け取ります。届いた郵便物は、バーチャルオフィスのスタッフによって管理されます。

3.2. 転送

バーチャルオフィスのスタッフは、受け取った郵便物を指定された転送先住所へ転送します。転送先は、自宅や実際のオフィスなど、利用者が指定した場所になります。

3.3. 保管

郵便物転送サービスでは、一定期間郵便物を保管することも可能です。保管期間はサービスプロバイダーによって異なりますが、通常は1週間から1ヶ月程度です。また、追加料金を支払うことで、保管期間を延長することもできます。

4. 郵便物転送サービスの料金プランと選び方

4.1. 基本プラン

バーチャルオフィスの郵便物転送サービスは、基本プランとして月額料金が設定されています。料金はサービスプロバイダーやプラン内容によって異なりますが、一般的には数千円から1万円程度です。

4.2. オプションサービス

追加料金を支払うことで、オプションサービスを利用できます。例えば、郵便物の保管期間延長や、郵便物の内容を電子化してメールで通知するサービスなどがあります。

4.3. 選び方のポイント

郵便物転送サービスを選ぶ際のポイントは、自分のビジネスニーズに合ったサービスを提供しているか、料金プランが適切か、サポート体制が整っているかなどです。また、クチコミや評判も参考にしましょう。

5. バーチャルオフィスの郵便物転送サービスを利用する際の注意点

5.1. 郵便物の取り扱い

バーチャルオフィスの郵便物転送サービスでは、通常の郵便物だけでなく、書留や荷物なども取り扱われます。ただし、取り扱いの範囲や条件はサービスプロバイダーによって異なるため、事前に確認しましょう。

5.2. 転送先住所の確認

転送先住所は正確に入力しておくことが重要です。誤った住所を指定してしまうと、郵便物が届かないリスクがあります。また、転送先住所を変更する際は、速やかにサービスプロバイダーに連絡しましょう。

5.3. 通知設定

郵便物が届いた際に通知を受け取ることができます。通知方法は電話、メール、SMSなどがあり、利用者の好みやニーズに応じて選択できます。通知設定は、サービス開始前に確認しておくことが望ましいです。

6. 郵便物転送サービスを提供するバーチャルオフィスの選び方

6.1. サポート体制

バーチャルオフィスの郵便物転送サービスを利用する際は、サポート体制が整っていることが重要です。例えば、転送先住所の変更や郵便物に関する問い合わせに迅速かつ丁寧に対応してくれるサービスプロバイダーを選びましょう。

6.2. 料金プラン

料金プランは、自分のビジネスニーズや予算に合ったものを選ぶことが重要です。基本プランだけでなく、オプションサービスや割引制度があるかどうかもチェックしましょう。

以下には、4つのバーチャルオフィスサービスの料金プランと、郵便物転送サービスの有無について記載しています。

サービス名	GMOオフィスサポート	DMMバーチャルオフィス	ワンストップビジネスセンター	レゾナンス
サービスのURL	https://www.gmo-office.com/	https://virtualoffice.dmm.com/	https://www.1sbc.com/	https://virtualoffice-resonance.jp/
利用料金プラン（ランニングコスト）	転送なしプラン（郵便転送なし、法人登記不可）：660円/月月1転送プラン：1,650円/月隔週転送プラン：2,200円/月週1転送プラン：2,750円/月 ※初年度基本料金3ヶ月分無料プログラムあり。初回は9ヶ月分の基本料金の前払い。「写真でお知らせ」オプションをお申し込みの場合は、基本料金に加えてオプション料金を12ヶ月分前払い	ネットショップ支援プラン 660 円/月ネットショップ支援プラン+固定電話セット 2,860 円/月ビジネスプラン 2,530 円〜/月ビジネスプラン+固定電話セット 4,730 円〜/月ライトプラン 1,650 円/月ライトプラン+固定電話セット 3,850 円/月	エコノミープラン(住所利用のみ) 5,280円/月ビジネスプラン(住所利用＋電話転送) 9,790円/月プレミアムプラン(住所利用+電話転送+秘書代行) 16,280円/月エグゼクティブプラン(住所利用+電話転送+秘書代行+HP/ロゴ作成など) 54,780円/月起業家を応援する割引プランあり対象：20代以下の若者、女性、シニア、障がい者で起業される方初期費用無料。1ヶ月間の基本料無料 ※銀行振り込みかつ1年契約に限る。	月額料金が3ヶ月間無料キャンペーンあり。キャンペーン期間中に申し込むと、更新時もキャンペーン価格が適用。1年払いコースが対象。格安コース(バーチャルオフィス1年払いコース) 週1回転送プラン 1,650 円/月月1回転送プラン 990円/月ネットショップ住所貸しプラン R-INNOVATION（姉妹店） 550円/月転送電話2点セットコース（住所＋転送電話）転送電話2点セット1年払いコース週1回転送プラン 3,850円/月転送電話2点セット1年払いコース月1回転送プラン 3,190円/月転送電話3点セットコース（住所＋転送電話+転送FAX）転送電話3点セット1年払いコース週1回転送プラン 4,950円/月転送電話3点セット1年払いコース月1回転送プラン 4,290円/月電話代行＋バーチャルオフィスセットコース電話秘書代行セット1年払いコース週1回転送プラン 6,050円/月電話秘書代行セット1年払いコース月1回転送プラン 5,390円/月電話代行内線取次＋バーチャルオフィスセット 7,700円/月 ※週1回・月1回転送同価格格安転送電話コース（住所なし） 2,200円/月格安電話秘書代行コース（住所なし） 4,950円/月
郵便物の転送	可能月1転送プラン(1,650円/月)以上	可能ネットショップ支援プラン(660 円/月)・ビジネスプラン(2,530 円〜/月)で可能	可能全プランで表示可能	可能全プランで表示可能